タツブログ@元ランナーの底辺サラリーマン

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部活での坊主は意味があるのか?必要なのか?

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部活での坊主、私は意味がないと思っています。

 

なぜなら、当たり前ですが髪型で競技をするわけではないからです。

全く意味がないと思っています。

 

 

私は小学校から大学卒業まで陸上(長距離)をしていました。

 

中学校、高校時代に強豪校と言われる学校は無条件に坊主にしていました。

 

長距離だけ坊主が多い気がします。

 

短距離や跳躍、投てき種目の人たちは比較的自由な髪型をしていると思います。

 

 

 

一応私は高校時代強豪校で陸上をやっておりましたが、坊主は強制ではありませんでした。

 

これはかなり珍しいことです。

 

 

顧問の先生からは、「坊主にして別に速くなるわけではない」ということで、強制ではありませんでした。

 

坊主にしたい人だけ自主的に坊主にという形でした。

 

私の高校時代はもうかなり昔ですが、当時ではかなり理解のある、柔軟性のある先生だったと思います。

 

なので、私が3年生の時の坊主の人数は全部員24人中、、

 

3年生:0人

2年生:2人

1年生:1人

 

と非常に少ない割合でした。

 

 

ちなみに、部員は他の強豪校に比べて少ないと思います。

 

これは寮がないためで、少数精鋭でやっているためでした。

 

 

体育科で坊主にしていたのは剣道部だけでした。

 

それ以外は好きな髪型にしていました。

 

 

 

毎年テレビでインターハイ全国高校駅伝を見ますが、坊主ばっかりだと思います。

 

これは奇妙な光景です。

 

 

なぜ、このように坊主の文化がまだあるのでしょうか?

 

理由は、

 

①昔からの慣習(長距離=坊主のイメージ)

②駅伝などの団体競技に向けての連帯感を高める

③ただ単にラクだから

 

という理由が挙げられると思います。

 

 

私の部活で坊主にしていた人の理由は③のラクだからという理由からです。

 

では、そもそもなぜ長距離は坊主なのかと推察したとき、考えたことは長距離は非常にストイックな競技であり我慢のスポーツです。

 

苦しいのをいかに我慢してペースを落とさずに走るかが重要な競技です。

 

また、いかに無駄なものを省いていくかということが必要となります。

 

なので、

 

ストイック→無駄を排除→髪型を気にする必要ない→部活だけに集中→坊主

 

という流れができたのだと思います。

 

 

 

長距離のほか、野球部の坊主率も非常に高いと思います。

 

 

野球部も昔からの慣習が非常に強いと思います。

 

 

最近のニュースで、野球部で強制坊主を辞めたら部員が増えたとの記事がありました。

 

その記事のインタビューでは、坊主が強制でないから入部したと意見もありました。

 

 

たしかにみんなで坊主にすることで連帯感は高まるかもしれません。

 

ただ、坊主にすることで別に速くなるわけでなく、全く科学的根拠がない、論理性がないと思います。

 

 

この坊主の慣習というのは本当に必要ないと思っています。

 

 

部活も仕事も一緒で「昔はこうだったからこうだ」という固定概念は捨てるべきだと思います。

 

 

何かを変えるということは非常に難しく、避けて通りたいと思いますが柔軟な発想が必要だと思います。

 

 

 

先般、プロフェッショナル仕事の流儀に短距離の山縣選手が出演されていました。

(広島出身の陸上選手ということですごく応援しています)

 

自分でいろいろなやり方を考え、実践し、試行錯誤しながら記録を伸ばして来ました。

 

山縣選手は10年以上コーチをつけておらず、自分で考えて練習をしています。

 

また、YoutubeのYoshihide Kiryu Channelに出演した際にも走り方(フォーム)をいろいろ試して、ねじるようなフォームにチャレンジしたという話もありました。

 

日本のトップ選手であり、その中でやり方や練習を変えるというのは非常に勇気のいることだと思います。

 

 

そんな中でも固定概念を捨て、記録を出し続けるのはいろいろなことにチャレンジしているからだと思います。

 

 

今の陸上界では若い指導者も増えてきています。

 

 

指導方法を進化させるだけではなく、考え方も進化させていくべきだと思います。

 

 

なので私は坊主は何の意味がないものだと思っています。