長距離のレース中に意識していたこと、すべきこと(種目:5000m)
学生時代、ガチで長距離に取り組んでいました。
その中で、レース中に意識していたことを発表します。
学生などで伸び悩んでいる人がいれば必見です。
自分はこれで殻を破ることができました。
長距離を小学校から大学卒業までやっており、このことに気づいたのが高校3年の秋です。
もう少し早く気づきたかったです。
長距離はレース中苦しくなるのでいかに我慢できるかだと思います。
レースでも練習中でもそうだと思います。
で、どちらもリラックス(気持ちに余裕を持って)して走ることが重要だと思います。
じゃあどうやってリラックスするのかというと、私の場合レース中は
速いペース走だと思うこと!
をとにかく意識していました。
それに気づくまでは、とにかく苦しくなったら我慢ということばかり意識していました。
ただ、それではひたすら我慢するだけで誰かが落ちてくる、落ちるのを待つしかない消極的な手段だと気づきました。
私が考えたのが、そもそも苦しくならないようにすれば良いということです。
そうはいっても苦しくなりますが、気持ちの余裕がまったく違いました。段違いです。
レース中は心の中でとにかく
「速いペース走だ、速いペース走だ」
と言い聞かせて走っていました。
そうは思っていてもレースに夢中になるあまり、それを忘れてしまうことがあったため後輩にも「速いペース走」と大声で応援してもらうように頼んでいました。
逆に練習にペース走も試合はこれより速いペースなので、こんなペースはラクということを意識して取り組めるようになりました。
このレース中もとにかく速いペース走ということで、先述の通りリラックスして走ることができました。
そうすることで気持ちに余裕ができるため、周りの選手の息づかいの確認やどこで仕掛けるかなど考えることができるようになりました。
また、自分はまだラクだからここで仕掛けられても対応できるという自信にもつながりました。
それを意識することで高校最後の記録会で14'30"を記録することができました。
それまでの自己ベストは14'45"だったので大幅更新です。
高校2年時に14'48"を記録してから伸び悩んでいたので、これを意識することで一気に伸ばすことができました。
ちなみにラップは、
1000m 2'54"
2000m 5'52"(2'58")
3000m 8'51"(2'59")
4000m 11'46"(2'55")←初めてここでペース落ちなかった
5000m 14'30"(2'44")
3000mまではいつも通りのペースで来ていました。
いつもなら3000m~4000mで我慢できずにキロ3'00"以上かかってしまい記録が伸びていませんでした。
ただ、この時はペース走だと思って走っていたので3000mを過ぎてもかなり余裕があり、ペースを落とすことなく逆に上げていくことができました(初めての経験です)。
ラスト1000mも2'44"でまとめることができました。
レース前は14'40"切りが目標だったので、大幅に自己記録を更新することができ自分でもびっくりしたことを覚えています。
ちなみに大学時代はダラケてしまったのでこれが生涯の自己ベストです。
とにかくリラックスして走るために「速いペース走」と意識して走ることで気持ちに余裕ができ勝負することができます。
現役で伸び悩んでいる人がいれば意識してみてもらえればと思います。